オンラインカジノで得た収益というのは魅力があります。ですが、そんな時に疑問に思うのが確定申告です。特に会社員の方が会社の傍らオンラインカジノをしている事でしょう。
そうなると、会社の収入もあるので余計に気になるところです。中には副業禁止の会社もあるでしょうし・・・
目次
オンラインカジノの収益は「一時所得」として計上!
オンラインカジノで収益を得るとちょっとしたお小遣いという気がして儲けた気分になります。そのような収益がどのような分類になるのか知っている方は殆どいないはずです。
実はいうと私もオンラインカジノの収益がどの様な分類になるのかは知りませんでした(。´・ω・)?
そこで、さっそくネット上で詳しく調べてみました。すると分かったのはオンラインカジノの収益は「一時所得」という分類になるという事です。もしかしたら「雑所得」でも良いかもです。
- オンラインカジノの収益は一時所得という分類
- オンラインカジノの収益も確定申告の対象になる
所得というと、私たち会社員には給料のようなイメージをするかもしれませんが、実はこのようにオンラインカジノで得た給与も列記とした収益となるという事です。
つまり、オンラインカジノの収益も確定申告の義務が出てくるという事です。
オンラインカジノ以外のギャンブルは確定申告しないのに、なぜ?
では、ここで疑問なのはオンラインカジノ以外のギャンブルは確定申告なんてしている人いないという事ですよ。例えば、街中のパチンコやスロットなどで稼いだお金を確定申告している人なんて見た事ないですよね(笑)
じゃあ、オンラインカジノも黙っていればバレないのではと思えてもきそうなところですが、決してそれはやるべきではないです。オンラインカジノはバレる可能性もあるのです。
税務署の調査というのは、確定申告している本人にくるとは限らないのです。オンラインカジノ側に調査が入れば、高額賞金を得ている人がまるわかりになってしまうのです。
- オンラインカジノはネット上に履歴が残る
- パチンコなどは現金受け渡しで履歴は残らない
パチンコやスロットならその場での現金の受け渡しですから、バレにくいですが、オンラインカジノは履歴がネット上に残りますから、その違いはしっかりと認識しておきたいところです。
それに、厳密にいうとパチンコやスロットを始め競馬や競艇など、オンラインカジノ以外の収益も確定申告の対象になるのです。オンラインカジノが確定申告が必要なのは勿論、他のギャンブルも本当は確定申告が必要という事です。
オンラインカジノの確定申告はいくらからの収益なの?
上記では、オンラインカジノにも確定申告の必要があると伝えましたが、まさか数万円程度の収益で該当すると考える方はいないですよね(笑)
皆さんも分かってはいると思いますが、ある一定額以上の収益があるからこそ、確定申告が必要あるのではと考える事でしょう。問題は、その確定申告が必要になる金額のラインという事です。
基本的にオンラインカジノで一時所得がある場合、
- 年間20万円以上の利益が出た場合(20万円丁度は確定申告の必要がない)
- 勝ち金合計(負けた金額を除く)が50万円以上の場合
という事でした。オンラインカジノの確定申告が必要な金額も明確なので、直ぐにでも分かると思います。
ただし、年間20万円以上といっても、あくまで年間の利益額ですあくまで20万円というのは収入から経費を差し引いた額なので勘違いしないようにしたいところです。
オンラインカジノの損失額は経費に計上でできるのか?
私もネット上でオンラインカジノの確定申告について急色調べていますが、多くの方が勘違いしていることがあるのであえて触れておきます。何かというのが経費の計上方法です。
多くの方がオンラインカジノの出でた損失額を経費に計上しているという間違いです。はっきり言っておきますが、これは完全に間違った解釈です。
ですが、ネットでオンラインカジノの確定申告の方法を調べていると、損失額を経費にいれるようにと間違えたまま触れ回っているサイトがよくあるのです。無責任というか、何と言うか。。。
- オンラインカジノの損失額は経費にならない
- オンラインカジノの収益は損失額を差し引いた差額
経費というのは本来、オンラインカジノをするために使用したスマホやPCの購入代金、通信費などの事ですからしっかりと線引きしておくべきでしょう。間違ってもネットのいい加減な情報には気を付けたいところです(´-ω-`)
ベラジョンカジノの賞金を確定申告する場合の計算例
では、オンラインカジノで稼いだ場合、確定申告ではどの様な計算が行われるのか詳しく見ていく事にしましょう。
『一時所得=総収入-総支出-特別控除額(最高50万円)』
●所得税法第22条第2項第2号
『一時所得×1/2=所得税』
上記のような計算式になります。・・・と言っても、よく分からないかと思います。そこで。以下に具体的な計算方法の解説を付けておきます。
『一時所得=総収入-総支出-特別控除額(最高50万円)』
先ず、総収入ですが、これはオンラインカジノで得た賞金の総額の事です。これはそのままで特に難しい事はないです。問題は損失額です。実はベラジョンカジノ始めギャンブルは、損失額を支出額として計算に入れることができないのです。
総収入というのはオンラインカジノで得た賞金から損失額を差し引いた、差引額の事です。
また、先ほども触れましたがオンラインカジノの総収入が50万円未満の場合、特別控除額に含まれる為、確定申告の必要がなくなるのです。
『一時所得×1/2=所得税』
そして、一時所得の中から税金の対象となるのは、その半額です。このように、一時所得は一時所得×1/2=所得税でわりだされた税金を、ふだんの仕事で得た所得と合計して税率計算し確定申告することになります。
【所得税の税率早見表】
課税される所得金額 | 条件税率 |
195万円以下 | 5% |
195万円を超え~330万円以下 | 10% |
330万円を超え~695万円以下 | 20% |
695万円を超え~900万円以下 | 23% |
900万円を超え~1,800万円以下 | 33% |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% |
4,000万円超 | 45% |
懸賞金付預貯金等の懸賞金・一時払養老保険・一定条件を満たした一時払損害保険 | 20.315% |
よく分からないという時は、税理士に相談してみたり、税務署で職員の方に詳しく指導を受けながら慎重に作業をすするめるのが良いかと思います(^^)/
確定申告の時期はいつ?期限ぎりぎりは要注意!
オンラインカジノの収益があるから、さっそく確定申告をしなくてはという方もいるでしょう。ですが、そんな時に確定申告する時期が分からないと困りますよね。そこで確定申告の時期も調べておきました。
確定申告を行うのは基本的に、2月16日から3月15日の間となります。この確定申告の対象になるのは、前年1月1日から12月31日までの収益が対象になります。
確定申告の期間自体は1ヵ月ありますから、余裕はあるのですが油断は禁物です。私も初めて確定申告をやる時、書類の不手際で出直しになりました。長蛇に列に2回も並ぶのは面倒ででしたよ(苦笑)
この記事を見ている皆さんは、私みたいなヘマはやらないように気を付けて下さいね(*^^*)
確定申告に必要な書類の種類もチェック!
そして、オンラインカジノで得た賞金で確定申告を行うときに、必要となる書類は以下の通りです。
- 源泉徴収票(企業勤めの場合、年末年始頃に企業から受け取る)
- 支払調書(年末年始頃に、オンラインカジノ側から受け取る)
- 経費の領収書(所得が300万円以下の場合は不要)
「支払調書」に関しては、オンラインカジノのサポートに直接問い合わせて受け取る、もしくは、自身で収支明細をプリントアウトすると良いでしょうし、マメな方なら自分で内容をしっかりとメモするでもありでしょう。
偶に、確定申告にはオンラインカジノの収支の明細が必要ではないのかと不安に思っている方もいるようですが、全ての明細は必要ありません。あくまでおおよその収支が確認できればOKという事です。
各税務署に担当者が付いているでしょうから、詳しくは聞きながら作業を進めていくと良いかと思います。
会社で副業禁止されている方は要注意!
最後にですが、オンラインカジノ得た収入が確定申告で会社にバレるのではと心配な方もいると思います。未だに副業禁止だとかギャンブルに偏見を持っているの上司も多いでしょうから、確かに分からなくもないところです。
そんな時は、確定申告書の2面、【給与所得税の他の所得にかかる住民税の徴収方法】という欄にある【普通徴収】にチェックを入れる忘れずにしておきたいところです。ここにチェックを入れないでいると勤め先の会社に通知が行く場合がありますΣ(・ω・ノ)ノ!
バレたところ大ごとになる可能性は低いでしょうが、何の収入かと上司から問われた時に面倒かもしれませんので、気を付けるべきでしょう。
以上、オンラインカジノの確定申告の方法について!確定申告に目安になる収益や必要書類について...という話でした。